足立200か・402(東武バスセントラル2548)<除籍>

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・登録番号:足立200か・402
・営業所:足立営業事務所
・社番:2548
・型式:KL-LV280L1
・年式:2001年10月
・用途:乗合
・シャーシ:いすゞ自動車
・ボディ:富士重工業
・撮影日:2016年7月30日
・車台番号:3000136
・製造番号:108502
東武バスセントラルに在籍していた、いすゞシャーシの富士重工新7Eです。東武鉄道では、富士重車体が好まれていたようで、富士重工業がバス車体事業から撤退する時まで、エルガの車体を導入しなかったようです。しかも撤退が発表されて以降、普段は日野指定の営業所にまで新7EのLVを導入したということからも、富士重車体への拘りを感じます。このKL-LV280L1という型式は、通常の「いすゞバス製造」や「ジェイ・バス」の車体だと「エルガ」と呼ぶのですが、「富士重工業」の車体を使うと単に「いすゞLV」と呼称されるのも面白いところです。
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そして、この2548号車ですが、「東武鉄道バス事業本部」時代の最末期の導入車です。ちなみに「東武鉄道バス事業本部」というのは東武鉄道がバス事業を直営で行っていた当時の正式名称です。2002年4月1日に現在の「東武バス」に変わり、「ウエスト」、「セントラル」、「イースト」、そして「日光」の4社に分社化されました。「東武鉄道バス事業本部」時代の導入車は前面の社名表示が「東武バス」になっているのが特徴です。ちなみに「東武バス」表記のいすゞ車の最後の導入は2558号車、日野車の最後の導入は9677号車だったかと思います。
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非公式側側面、冷房が東武バスウエストから国際十王交通に移籍して来たエルガ2台と同じ形状ですね。ゼクセルクーラーというものだったはずです。2548号車の特徴として撮影当時、東武バスセントラルに残る最期の黒サッシ新7Eだったはずです。東武と言えば黒サッシだったのですが、コスト削減の一環か、後の2558号車以降は銀サッシに仕様が変更されています。
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非公式側後部、富士重車体の特徴とも言える大きなリア窓ですね。以前はいすゞも大きな窓だった気はしますが、エルガではブルーリボンの様な大きさの窓となっています。
2548号車もかなり長く残った車でしたが2016年11月に除籍されてしまったようです。その後は移籍せずに解体されたという情報を耳にしますが真偽は不明です。現在は黒サッシはおろか銀サッシのいすゞLVさえも東武バスでは見れないので貴重な記録となりました。